魚切山 2015.1.05

うおきりやま・370m(山口県山口市)



丹沢山
山口県動物愛護センター前から見る魚切山

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歩行距離 3.6km
所要時間 2時間30分
累積標高差 (+) 421m  (-) 421m
コース 出発点10:50 → 鞍部11:30 → 陶峠11:50 → 魚切山12:15 → 陶峠13:00
 → 出発点13:20



山渓社の「山口県の山」に掲載されている52座全ての登頂を目標にしている。山口県北部と西部の山々は全部登った。南部も西目山、火の山・陶ヶ岳、魚切山を残すだけになった。先日買った地方新聞社の出版している季刊の山登りの雑誌で、ちょうど魚切山とその隣の黒河内山の周回コースが紹介されていた。興味を惹かれそのコースを登ることにする。萩から登山口のある山口市は近いので朝8時に自宅を出発する。山口市街に入り、雑誌に載っていた通り中国自動車道の下を通り抜け南側進めば貯水池があり、そのそばに駐車場があるはずだ。道は細くなり民家の裏手に来たところで通行止めの標識があるではないか・・・。

通行止めのすぐそばに空き地があったので、車を停めそこから出発しようと登山靴を履いていると、突然民家から少し危なさそうな親爺が出てきて「おい!お前ここで何をしているんか!!」と怒鳴られる。「そこに駐車禁止と書いてあるだろうが!」と散々に叱られる。ここは私有地だったのだろうか・・・。這う這うの体ですぐに退散を始める。謝ったのに「お前には山に登る資格はない!!」とショッキングな言葉まで浴びせかけられ、おまけに最後に車のナンバーの写真まで撮られる。そこまで怒る必要があるのか・・・。無用なトラブルを避けるため逃げるが勝ちだ。ずっと山登り続けているがこんな経験は初めてだ。車を停める場所の選択には十分な注意が必要だと、改めて反省する。 その筋の人間だろうか。それにしても怖い親爺だった・・・。少し異常だ・・・。

今日の山登りは中止にしようか・・・。気を落ち着けて考えた挙句、ガイドブックに載っているコースで魚切山に登ることにする。車を走らせ山を大きく西側に迂回して魚切山の南側にある動物愛護センター前の広場に車を停める。ここに車を停めれば問題は起こらないだろう。気をとりなし出発する。舗装道を進み陶峠下一里塚のある動物愛護センターの北側の登山口に入って行く。シダが茂る樹林帯の中を歩いて行く。しばらくして道はガレた直登の急登になり息を切らす。左に馬頭観音を過ぎ鞍部に達し右に折れる。尾根道をしばらく登ると少しずつ視界が開けてくる。狐ヶ峰の分岐を過ぎ道はなだらかになる。右手には陶ヶ岳・火の山の稜線がよく見える。まるで富士山のようだ。やがて急坂になる。張ってあるロープを掴みながら慎重に下る。鞍部にある陶峠に出る。陶峠(標高206m)は秋穂往還の要衝であった。陶峠を横切り魚切山の方向に向かう。歩きやすい真っ直ぐな登山道を登り、最後に急登の岩場を登り切る。右手には、陶ヶ岳と広大な名田島の田園風景が見えてくる。すぐに魚切山山頂(370m)に達する。こじんまりした山頂からはほぼ360度の展望が得られる。北側には山口市街地、東側には黒河内山の山塊、南側には瀬戸内海の素晴らしい景色が見える。

山頂で昼メシを食べたあと陶峠方向に下山を始める。黒河内山にも行ってみたいが次回にしよう。陶峠を左に折れ歴史の道、秋穂往還を下り出発点である登山口に出る。山の標高は低いが道は険しくきついコースであった。 出発前のトラブルで気分が優れないが、とにかく目的を達し教訓を得た一日だった。萩に帰ろう。




丹沢山
山口県動物愛護センター前に車を置き出発する。
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舗装道の終点に道標があり左に折れる。
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一里塚の案内板がある。一里塚はどこにあるのか?
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マムシに注意
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滑りそうな急登を登り切り、馬頭観音石仏を見る。
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山麓にある馬頭観音の解説
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暗部に達し右に折れる。
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天狗岩山、黒河内山の稜線が見える。
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富士山のように見える火ノ山・陶ヶ岳
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↑ 魚切山を目指し急坂を下る。慎重に!!
山麓の愛車を見る。→
陶峠を通過し再び上りになる。→
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魚切山山頂(370m)に到着する。
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魚切山山頂
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山頂南東側の展望・右の尖峰は楞厳寺山(369.8m)
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山頂南西側の展望・雨乞山と御伊勢山
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山頂北側の展望・山口市街地を見る。
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山頂南側の展望・火ノ山・陶ヶ岳
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陶峠からなだらかな登山道を下る。
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山麓にて魚切山を振り返る。



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